2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

02 流人小野金善

武蔵国の北方に毛国があります。上下に分かれて上野国(群馬県)と下野国(栃木県)に分かれました。東山道(中山道)の碓氷峠を越えて阪東に入ると、最初の国が上野国です。 上野国府の前橋の北二十粁ほどの処の吾妻川沿いに、小野上村と呼ばれた地があります(今…

01 横山党小野氏

武蔵七党武士団横山党の名は、多摩川下流域の南岸に連なる丘陵地帯がと呼ばれた地域に居住していたことに由来します。武蔵国衙のあった府中の多摩川対岸にあたる関戸のあたりから、八王子・淺川あたりまでがといわれました。このように横山党の横山氏にかぎ…

はじめまして

HPでは阪東の歴史をあつかってますが、ここではさらに絞って、平安朝末期から鎌倉初期のはじめに誕生したの古武士を追っかけようと思います。といえば、明治の国木田独歩の『武蔵野』、昭和の大岡昇平の『武蔵野夫人』(新潮文庫)、あるいは三浦朱門の『武…